米国大手銀行の自主株買い解禁についてのメモ
21日の米国株相場は
NYダウ 30,216.45 +37.40(+0.12%)
S&P500 3694.92 -14.49(-0.39%)
ナスダック総合 12,742.52 -13.12(-0.10%)
ラッセル2000 1,968.59 -1.40(-0.07%)
で引けました。
最初は指数全体が大きく下げてたので、ビギナーの私は若干動揺してしまいましたが、
明け方には大分戻し、NYダウに関しては前日比よりプラスに転じました。
(売り逃げるなんて高等テクニック出来ないので、結局見ているだけだったと思いますがw)
上げた要因としては、
大手銀行株が軒並み上昇しましたね。米連邦準備制度理事会(FRB)が大手銀行による自社株買いの再開を承認。ゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェースなど各行が自社株買いの意向を示したことで株が買われたようです。3%以上も上がってますね。
そこで本日は、この銀行株が上昇した要因について、勉強したことを記載します。
※ビギナーなので、本当に基本的なこともまとめております。
■そもそも「自社株買い」ってどういうこと?
自社株買いは名前の通り、「企業が発行した株式を、その企業が買い戻すことをいいます。」さすがに私でも、ここまでは分かりますが、どうしてこれが株高につながるのかについて掘り下げてみました。
企業は、買い戻した株を消却することで発行済み株式数を減らし、1株当たりの利益や資産価値を向上させて、経営指標を良くするのです。発行済み株式数が減ることで、1株当たりの配当金の増加なども期待できるようです。
買い戻しをすれば自己資本も減るため、ROEも良くなります。
買い戻した自社株は3パターンに分けられます。
消却(株式を消滅)
金庫株(そのまま保有)
処分(売却して市場に流通)
ただ、会計上は自社株買いを行い、企業が保有した時点でその株がないものとして扱われるようです。(配当を受ける権利や議決権もなくなります)
■なぜFRBは銀行に自社株買いを禁止してたのか?
2020年3月以降、「新型コロナウイルスへの対応に起因する経済の不確実性」に備えて、銀行自体が自主的に自社株買いを停止し、FRBも6月から禁止措置を導入しておりました。というのは、大手銀行は厳しい環境下でも家計や企業に融資を続けられる必要があるため、最低基準を満たす自己資金を確保するためでした。
FRBが18日公表した銀行ストレステストの結果が良好であったため、自社株買いを解禁したようです。
今日もちょっとかしこくなれました。
引き続き毎日勉強していきます!
ここまで読んでいただきありがとうございます!